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【umbrella 柊(Gt) × NoGoD団長(Vo)】10月24日<路地裏サーチライト>開催記念対談。「困ったことがあれば団長に連絡します」「umbrellaっていうバンドが大好きなんですよ」

umbrella 柊とNoGoD 団長、立ち位置の違う2人は先輩後輩の間柄でもある。
だが、双方に共通するシンパシーは互いの“ヴィジュアル系観”と“化粧をするロック”に対する哲学によるものだった。
umbrellaが10月24日開催「路地裏サーチライト」でNoGoDと相まみえる理由。
味園というカルチャーの交差点で紡がれた、物語の最終章への意気込みを語ってもらった。


相談や困ったことがあれば団長に連絡します


────umbrellaとして3回目となる主催イベント「路地裏サーチライト」ですが、これまでのラインナップとは毛色が変わった感じがします。

柊:そうですね。これだけ先輩ばっかりっていうのも初めてな感じですね。味園ユニバースは、僕らが10周年の時にワンマンしようって言ってたんですけど、コロナでそれが流れちゃって。

団長:お待たせしました~!

柊:ご無沙汰です~。

────(Zoomの)背景が派手ですね~。岡本太郎ですか?

団長:岡本太郎ですよ。

────爆発だと。

団長:爆発ですね。

────爆発と言えば、NoGoDはライヴハウスの爆破予告に巻き込まれたりと色々とありましたが、振替ワンマンも無事決まりました。その前日、10月24日にumbrella主催「路地裏サーチライト」で共演することになりましたが、おふたりは出会った時のことって覚えてます?

柊:ART POPのツアーの広島で初めてNoGoDと対バンやったのは覚えてるんですけど、それまでに団長と知り合ってたかどうかの記憶が怪しいんですよ。

団長:多分ちゃんと対バンしたのは「アラン」が出たばっかりじゃない?「ヨルノカーテン」

もあって、「Frontier」を出す前だったような。

────早速、団長さんのumbrella通ぶりが!で

柊:あぁ、ART POPのトークイベントですかね? 

────付き合いが長くて第一印象も何も今更ないって感じですよね。

柊:団長に関して言うと、NoGoDは自分がバンドやる前からは聴いてたんで。あー、あの団長やって(笑)

団長:対バンするってなった時にumbrellaを聴いて、ものすごく曲いがいいなって思って楽しみにしてたのは覚えてます。

柊:僕は学生の時にメタル好きな友達が、これはええで!って勧めてくれて初めて聴いたのがNoGoDとの出会いでしたね。「赫布教」やったと思います。

────ということは、団長さんが先輩にあたるんですね。

柊:もちろんそうです。


団長:あ、でもこの間の「CRUSH OF MODE」でもちょっと言ったんですけど、umbrellaのキャリア自体は後輩になるんですけど、ヴォーカルの唯くんは前世があるから。バンドマンとしてのキャリアで言ったら、多分唯くんの方が僕よりちょっと上になるんですよね。

柊:そうですね。

────団長さんと柊さん自体はプライベートも交流はあるんですか?

団長:大阪行ったら飲むとかそんなんだよね。

柊:そうですね。あと、相談や困ったことがあれば団長に連絡します。

────ちなみにどんなことがありました?

柊:もうまさにこの取材の数日前ですよ。ホテルに泊まって東京へ行ったんですけど、車を停めてた立体駐車場が故障して、車も出せないし、機材も取れない…どうしようライヴもできひんぞ…とりあえず団長に電話や!って。

団長:その時、俺がもう横浜の会場に行っちゃってて。ごめん!って言ったその1分後ぐらいに、駐車場から車出せそうですみたいなツイートを見てホッとしました。

柊:そうなんですよ。ほんま電話切った瞬間に“あ、車出せます”って言われて。

────窮地に連絡する信頼関係はすごいですね。

柊:困った時はとりあえず団長に言えばどうにかなるやろ(笑)っていう感覚の頼りになる先輩ですね。俺からしたら。

団長:柊くんはギタリストなんで、うちshinnoさんとは機材の話とか、やり取りしているのはよく見かけますね。

柊:そうですね。shinnoさんからも夜中電話かかってきて、一緒に機材の話をよくします。

────仲いいんですね。

柊:ありがたいことです。

────団長さんは柊さんにどんな印象を抱いてますか?

団長:まずumbrellaっていうバンドが大好きなんですよ。でも、umbrellaの楽曲の基本的な骨ってどうしてもヴォーカルの唯くんで。それでいて彼はギターも弾くじゃないですか?しかも割と弾きたい方だと思うんですね。

柊:そうですね。

団長: その中でギタリストの立ち位置って結構難しいんですよ。要は、バランスをどうやって取っていくかというところなんです。極論を言ってしまうとシングルギターでも成り立つような音楽ではあるので。

柊:確かに。

団長:そこに柊が唯くんと微妙にルーツの違うギターを弾くことによって、普通の歌モノにハードな要素だったり、テクニカルな部分が足されてumbrella独特の音楽になっている。柊の力は大きいと思いますよ。彼がギタリストとして立ち位置を見つけていることによって、バンドとして化学反応が生まれている。そのあたりは唯くんのソロと聴き比べるとまた面白いかも知れないですね。

柊:あら~。

団長:あれだけ世界観を作りながら、ギターを弾くヴォーカルがいると、結構おんぶに抱っこになっちゃうんですけど、umbrellaはそうじゃない。全員が全員、俺なりのumbrellaというものを持ってる。それがすごいなといつも思ってます。

柊:ありがとうございます。ただこれちょっと面白いところで、うちのメンバーは全員、ヴォーカルがバンドのメインだって考えているんで。唯くんがこうくるから、じゃあここをこうやったろう!っていう感じでもないんです。思い当たることとして、この前ギターをメンテナンスしに工房に持って行ったんですけど、“なんでここのフレットが減っているんですか?”って言われて。僕、バッキングじゃないんで、11フレットがめっちゃ減っていて。そうか、唯くんがコードとか音楽のベースになる部分を弾いているから、俺は気がついたら上の方弾いてるんだなぁという発見がありました。

団長: 確かに激しい曲とかになってくると、低音のリフでゴリゴリか、上のフレーズかって感じするし、5、6フレットあたりを逆に使ってないのかも知れないね。

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