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【MAMA. 命依 × nurié 大角龍太朗】12月1日<KHIMAIRA-SCUM PALACE->Spotify O-WESTに向けてヴォーカリスト対談「自分が主人公だってずっと思い続けられるかどうかが未来に繋がる」

────まず両バンドの印象を聞かせてください。と言ってもかなり深い関係ですよね。

大角:親友たちです。バンドのイメージは抽象的なんですけど、MAMA.は“黒よりすごい黒”って感じですね。命依ちゃん自体が独特な人間性やと思ってて、その歪さがしっかり表現されているのがMAMA.って形だなと思います。

命依:仲良くなってプライベートで遊んだりするようになる前から元々nuriéの音楽がかっこいいと思ってたんです。僕の最初の印象はMVだったんですけど、淡い空気感というか、ちょっと霞んでるんじゃないかなって。鮮明な色じゃなくてフィルターがかかっているような世界観で、このヴォーカルは普段からちょっと変わった角度で物事を見てるんだろうなって思ってました。MVをいくつも観てたんですけど、そういうセンスは感じてました。

────ふたりは付き合いも結構長いんでしたっけ?

命依:実はちゃんと出会ったのは昨年8月のうちの主催に出てもらったときですね。あ、その前に一回銭湯で会ってるんですけど(笑)。

大角:大阪でね(笑)。その時はお互い会釈するぐらいでしたけど。でも、ちゃんと知ってみると、命依ちゃんってシンプルに自分にないものを持ってる人やなって感じますね。歌詞とか読んでも、かなり深い部分で物事を考えてるなって伝わってくるし。内に眠る狂気の人ですよね。

命依:自分にないものって観点で言うと僕も同じですけどね。印象か…音楽とかそういうの関係なくなっちゃうんですけど、毎日走ってることもちゃんと続けてて、目標を達成する絶対やめないっていう印象があります。自分がそういう人間じゃないからすげえ尊敬してるし、見習うべきことだなと。龍太朗と出会ってから世の中にはいろんな人間がいるなと思って。僕はネガティブ思考なんですけど、それを前面に出してたから周りもそういう人達も多かったんです。でも、音楽を通して龍太朗みたいな人と仲良くなると、自分と違う人種を尊重できるようになったんです。僕も龍太朗も苦悩が表に出ていくヴォーカルではあるんですけど、そのプロセスをポジティブに見せていくのは僕とは異なるスタイルなんですよね。そういうポジティブに寄ったヴォーカルと仲良くなることが初めてだったから新鮮。ポジティブだから良い、ネガティブだから悪いってことでもないですけど。

▲命依(MAMA. Vo.)

大角:これ居酒屋で話したい内容やな(笑)。僕も一概にポジティブってわけでもないんですけど、ネガティブなりに闘っていこうってポジティブではありますね。これは命依ちゃんも一緒やと思いますよ。

────でも、確かに龍太朗さんは明るい方向へ向かってもがいている印象があります。

大角;自分自身がひねくれてるなとは思います。バンドマンでもほんまに好きな人以外は全然信用してないこととか。関係者でも「nurié好きです」って言われても全く信用できない。

────それは何か理由があって?あるいはもともとですか?

大角:もともとの自分の性格ですね。これは良くない部分やなとも最近感じてるんですけど、自分の表現者としての武器にもなってるから難しい。人を信じるってなかなかできひんことですよ。「nurié好きです!」ってリスナーに言われるのは嬉しいですけど、関係者に言われても信用に欠けるというか、本当に好きを伝えてくれる人っていうのは一瞬で見抜けてしまいます。

────もっと素直に信じても良いと思うんですよね。

大角:今はちょっと前よりはできるようになってきたとは思うんですけど…難しいですね。バランスを取らないとなとは思います。

命依:まぁ褒められるのは誰だって嬉しいけど、なんかテキトーに言ってるんじゃないかって疑っちゃう気持ちは解る。実際にライヴを観に来てくれてる人とか対バン相手に言われると「あ、ちゃんと伝わってるんだな」って感じるのでそれは嬉しいんですけどね。

大角:ホンマに命依ちゃんが言ってる感じと一緒ですね。あんま俺らのこと知らないでしょ?って思うし、「じゃあ曲名言える?」って言ったら言えないと思うんですよ。

▲大角龍太朗(nurié Vo.)

────それだけ両バンドの名前が広がっている証拠でもありますけど、当人ならではの悩みはあると。これは「KHIMAIRA」としての課題でもあるし、伸びしろでもあるんですけど、まず名前を広めることができたので次は音や人柄を届けていかないといけないなとは感じます。

大角:ホンマそうですね。

tinkさんの笑いのセンスって正統派じゃないですよね。


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