★スペシャル対談★CHAQLA./MAMA./nuriéの「漢上げ」、忘年会仕様の12月20日は201号室、sugar、洗脳Tokyo、SECRET BANDも参戦!前哨戦真夜中13000字対談敢行!
この日がきっかけで生まれる新しいストーリーもある
────ただ仲良いバンド同士ってことでもないし、裏を返せば仲良いのには理由があるってことですよね。
Bikky:音に魂感じるよね。
真:僕らの伝統の公園飲みでアツい話をして仲良くなったバンドと闘うっていうのはやってる側も面白いし、そういうストーリーがあるとイベント自体の顔つきが変わってくるから。それはお客さんにもちゃんと伝わると思う。その辺に転がってるようなどうでもいいイベントとは全然意識が違うんで。それに今回7バンドもいるから、どこかとどこかが意気投合して対バンとかも生まれるかもしれないじゃないですか?漢上げ発の筋書きのない新たなストーリーが生まれてほしい。例えばCHAQLA.と洗脳Tokyoも深い関りがあるし、ヒビキを通じて(笑)。
顚仙:関わりというか・・・
────まぁ元メンバーですもんね。
真:そう。だから元をたどると何かしらの繋がりが濃い人たちが成長して集結した感じ。そのバックボーンをしらない人たちにも自然とそれが匂い立つと思う。俺もけんたろうくんとか全然知り合いじゃなかったけど、“イケてるヤツいるなぁ”って昔から気になってたし。あるじゃん?会話はしないけど、ちょっと意識するみたいな?
けんたろう:嬉しい。俺も昔から思ってたよ。
真:バンド同士の闘いでもあるけど、みんな個人の内に秘めた想いもあるんじゃないかな。
けんたろう:間違いない。
染谷:まぁ“なるほどな”ってラインナップですよね。sugarは名前をよく聞くし、一緒にやりたいなって思ってたからここで当たれるのが楽しみなんですよ。201号室は正直なところ脅威を感じます。この前対バンして一層思った。
KEN:嬉しい。
染谷:でも僕らも、自分たちより歴が浅いバンドを引っ張っていかなきゃいけない立場になってきたのかなとも思います。洗脳Tokyoはまた活動のベクトルが違うからむずかしいけど。
顚仙:ひねくれてたから(笑)。
▲洗脳Tokyo 顚仙
染谷:本人たちがどう思ってるか解らんけど、ちょっと…
Bikky:言うぞ、ヤバいこと。
顚仙:アハハ!
染谷:いやいや(笑)。なんかね…売れたいのか?って感じ。これ全然悪い意味じゃないんですけど。
顚仙:今までは我を突き通すことしかしてなかったからね。やりたいことが主軸。
染谷:それは今も変わってないと思うんですよね。だから良い意味で掻き回してくれると思ってる。
顚仙:これ先に宣言しておくとね、俺はフロアでクソデカサークルモッシュを作ってその真ん中でギターソロ弾くから。
一同:(爆笑)
顚仙:俺は今回その景色を作るために行くから。
Bikky:あ、今回モッシュ禁止なんで。
染谷:禁止なんや(笑)。
顚仙:バカデカサークル作るから。
Bikky:いや、今回サークルモッシュとギターソロ禁止なんで。
一同:(苦笑)
真:ひっでぇ(笑)。
けんたろう:sugarほぼ全曲演奏できねえ(笑)。
────最後に改めて忘年会に向けた意気込みをお聞かせください。
けんたろう:sugarは漢上げをやって、年末のライヴが終わったらもうすぐに初ワンマンなのでそこに向けてのボルテージが最高に高まっているので勢いでねじ伏せます。オッス。
────たしかに。1月5日の初ワンマンまでおよそ2週間なんですよね。201号室はどうですか?
KEN:ちょっと話逸れてもいいですか?僕が漢上げに呼ばれたのはKHIMAIRAの時の喫煙所なんですけど。最初に聞いた話ではシークレットバンドが始動ワンマン前に「ちょっとライヴしたい」って言ってて、その場を用意してくれる仲間を探していたはずだと記憶してるんですよ。その打診に対して、真ちゃんとヒビキが「じゃあ俺らがその場を作るよ」って言ってたんです。それで話がトントン進んでいって「だったら同じ志を持つヤツで集まろうぜ。ねぇKEN空いてる?」って聞かれたんです。だからね、今回のイベントができあがった経緯がすごい温かいんですよ。仲間からのヘルプ一つで動いちゃうあたりがみんな“漢”だなって。たとえタイトルが漢上げじゃなくても、仲間のためだったらみんな“出る”っていう選択をする人たちなんで。個人的にはそういう場に相応しい気持ちで臨みたい。だからなんだろうな…バチバチももちろんだけど、意外と僕は温かい愛を届けられたらいいなって思ってます。
顚仙:俺はバカデカサークルモッシュします!暇な人はみんな参加して一つの輪になりましょう。最高の酒の肴にします。だから頼む、協力してな。
Bikky:かっこいい。ほんと全バンド観てほしいな。
真:観ないってのは一番もったいないね。全バンドのお客さんに全バンド観てほしくてやってるんで。
Bikky:全員入場したら出口を施錠しよっか。
真:バリケード張るか。
染谷:そうしよう。まぁしかし、忘年会とはいえ漢上げっていうとnuriéのお客さんには悔しい気持ちを共有させてしまったし、その対決意識はMAMA.とCHAQLA.のファンにも絶対あったと思うんです。でも、今回は一旦そういうのを抜きにして全てのバンドの音楽を楽しんでもらいたいなって思ってます。シンプルに楽しんでほしい。あと、さっき真ボーイも言ってたようにこの日がきっかけで生まれる新しいストーリーもあるかもしれないから、それを僕ら自身も期待して一日全部楽しみたいと思います。
────たしかに酒席で次のストーリーが生まれてきたっていうこれまでの経緯を考えるとこの日が何かしらの出発点になる可能性もありそうですね。
真:バンドとしてはいつもと変わらず本気でいきます。この前のKHIMAIRAがああいうハプニングで終わってしまって俺らも相当悔しい想いをしましたし。
────あの状況ではさすがにライヴ続行は不可能でしたが。
真:解ってるんですけど、悔しすぎます。ただ、ああいう悔しさから生まれる爆発力もMAMA.にはあると思うので全力でやります。なおかつ、仲良いバンドのお客さんに観てもらえる機会ですからね。俺らがカッコイイと認めてるバンドをカッコイイと感じている全てのお客さんに刺しにいきます。
────実はこの対談はBikkyさんの提案でした。この会を経て12月20日はどんな日になりそうですか?
Bikky:この対バンイベントはですね…あ、kaiちゃん!
kai:何してるの~?
Bikky:今オンライン飲み会してるの。
kai:絶対違うじゃん(笑)。
Bikky:失礼しました(笑)。今回全バンド“やってやるぞ!”って気合いですごいトガってる若手バンドって共通項はあるんですけど、全員すごい音楽をちゃんとやってるというか、音楽を愛してるところがより共通している点だと思うんですよ。この世代のヴィジュアル系はちゃんと音楽をしっかりやってるぞっていうのをわからせるメンツ。業界全体にも今のヴィジュアル系カッコイイなと思ってほしいし、それ以外の一般的な音楽好きにも刺さってほしい。このバンドたちは辞めることさえしなければこれからどんどん世間に知られていく存在だと思うので、そういうムーブの初日になればいいなと思いますね。…あの、自分、真面目な話もできるんです(笑)。
取材・文:山内秀一
2024.12.20(金) 渋谷DIVE
漢上げpresents『漢の大忘年会』
【OPEN / START】 15:30 / 16:00
【チケット料金】ADV ¥5,000 / DOOR ¥6,000
【出演】 MAMA. / nurié / CHAQLA. / 201号室/洗脳Tokyo /sugar/ SECRET BAND
★チケット:一般発売中!
https://eplus.jp/sf/detail/4204220001-P0030001
関連リンク
◆CHAQLA. https://www.chaqla-web.com/
◆MAMA. http://mama-visual.com/
◆nurié https://nurie-web.jp/
◆201号室 https://www.room201-jp.com/
◆sugar https://su-gar.jp/
◆洗脳TOKYO https://x.com/sennoutokyo