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ΛrlequiΩ PRESENTS「friend&fiend」2025開催に向け、暁の呼びかけで行われた全3回に渡る座談会第2弾!

どう思われるとかはあんまり考えてない


────今回[ΛrlequiΩ PRESENTS 「friend&fiend」2025]に対してのオファーも暁さんから春芽さんに直接されたのですか?

春芽:電話をもらいましたね。普段から暁とは仕事とかまったく関係なく電話するんで、その延長線じゃないですけど話の中でイベントの件を聞きました。

────LINEでテキストのやりとりをするのでもなく、普段から電話で会話とは相当な仲睦まじさですね。

春芽:なんなら、ビデオ通話もよくしてますよ。

暁:画面の向こうで春芽がだんだんベロベロになっていく様子をよく見てます(笑)

────オンライン呑みをされているわけですね。おふたりの間で交わされている会話が、どのようなものなのかがちょっと気になります。

春芽:呑みながらの話なんで、結果あんま覚えてないんですよ(笑)

暁:春芽がその時に言いたいことを俺が聞いて、あとは俺がちょっとしょうもないことを言って、っていう感じですかね。

春芽:それで3~4時間くらいとか。

────3~4時間をそこそこのペースで…もはや友人同士というよりも遠距離恋愛カップルのようですね(笑)

ぶう:それはさ、バンドの話もしてんの?

春芽:してますけど…

暁:それも酔ってるからほぼ覚えてないんだよね(笑)。それに、春芽とはどっちかっていうとバンドマン同士っていうよりは普通の友だちみたいな感覚が強くて、僕としては珍しいテンションで付き合ってるパターンなんですよね。もちろん、今回のイベントタイトルになってる“「friend&fiend」”っていうのはfriend=友だちで、fiendの方には悪魔みたいな意味もあるんやけど、これはfriendからrespectのrが抜けちゃうと…っていうことやから、春芽に対しては当然リスペクトの気持ちも持ってます。でも、それより自分の中では友だちの部分の方が春芽に対しては強いんですよ。

ぶう:そういえばさ、春芽くんはうちのJoeさんからギターもらったことなかった?

春芽:はい、もらいました。

暁:えー!それ知らない!!そんなことあったんだ。

ぶう:あのギターって、ステージでぶっ壊したんだっけ??

春芽:いやいや違う、違う!それは壊してないです(苦笑)

ぶう:だったらよかった。なんか名古屋でギターぶっ壊してんの観たからさ。「あいつ、まさか先輩からもらったギター壊してんの?おっかねーな!」と思っちゃって(笑)

春芽:さすがにそれはいかつすぎでしょ(笑)

────では、そのギターは壊しても支障のないダミー的なギターだったわけですか?

春芽:全然そんなんじゃなかったです。壊しちゃダメなヤツでしたね。

暁:それでも、春芽は“行っちゃう”んよな。ほんまやったら踏み抜いたからあかんところまで踏み抜けるところが感情的でかっこいいな、って俺は思うんですよ。

ぶう:そういうの、かっこいいよね。わかる。

暁:そこはもう、正しいとかどうとかじゃないんですよ。それをやることによっての風当たりとかも含めて、怒るべき時にはちゃんと怒ってそれを表すっていう、自分の思うようにやってるところが凄い好きですね。

ぶう:後でいろいろ言われちゃうだろうな…って考えたりして、その場でやりたいように出来ないのはダサいもんね。だって、あんなことしたら絶対「怖いです」とか言われそうじゃん(苦笑)

春芽:言われます(笑)

────ご本人としては一心不乱で気が付いたら…ということなのでしょうね。

春芽:やってる時はそうなんですよ。どう思われるとかはあんまり考えてないです。だからこそ、10年続けて来られてるのかなとも思います。

暁:おもろ(笑)

ぶう:それな!今は時代的にコンプラとか?いろいろ難しいところはあるんだろうけど、ガチャガチャ言われてもね(笑)

────暁さんから見て、ぶうさんに対してのリスペクトを感じているのがどのようなところかもぜひ教えてください。

ぶう:おっ!それはちょっと聞きたいですね(笑)

暁:ぶうさんは自分の中にあるものを言葉でも表現するのが上手いし、作詞や歌でもそれを表現してるし、なんとなくマンガでいうと全てにおいて線が細かいイメージで、書き込みが凄い感じがするんですよ。しかも、おちゃらけてるようで深いところはメチャクチャ深いじゃないですか。特に「最後のえんそく」が凄い好きなんです。

ぶう:ありがとうございます!

暁:あの〈これは終わりなき旅路 「最後のえんそく」になる〉っていう歌詞が、ほんとにね。要は20年ずっとえんそくを続けてるわけじゃないですか。面白いけど深さもあって、そこには矜持とか覚悟もあるってめっちゃヤバって思うんですよ。

ぶう:いやー、これは良い記事になるなぁ!過去には曲をやらないコントだけのライヴをやったり、お客さんたちのことを怒ったり、周りの悪口を言ったり、いろいろ紆余曲折もありましたが(苦笑)、20年の時を経て角が取れて良くなってきたんでしょう。

暁:あぁ、多分そういうところはみんなもそれぞれあるんじゃないですかね。

ぶう:もっとも、みんなは音楽やりたくてバンド始めてるでしょ?俺は別に音楽じゃなくても良かったからなぁ。

暁:俺も言いたいことを言いたくて、それが音楽だったっていうことでしたけどね。

ぶう:じゃあ、ちょっと俺と近いか。今も気持ちとしては“ミュージシャン”ではないもん。でも、ここまで20年やってきて「一番良いのは音楽じゃない?」っていうところにやっとたどり着いた感じ。

暁:変遷を感じる言葉ですね。

────その点、ザアザアは良い意味で変わっていないところが多いように感じますし、とにかく何時でもブレることがない印象です。

春芽:ザアザアは自分でもずっと変わってないなと思います。

ぶう:結局、ヴォーカルがああやって閉じてるのが良いんだろうな。

────必死にそのスタイルを護り続けています、というのではなく在るがままに変わらずここまで進んできている感じですものね。

春芽:ナチュラルに人見知り集団なんです。亞ん以外は(笑)

暁:…ていうか、さんざん話してきてますけど。ぶうさん、そのヘンなメガネなんなんですか(笑)。今になって急に外そうとしてるし。

ぶう:ん?そろそろ写真もひとしきり撮り終わったかなと思って(笑)。とりあえずね、話を戻すと俺はザアザアが変わってきたとこも知ってますよ。昔はステージにマネキンの足とか飾ってたじゃん?アレをやめたのは、やっぱ少しオトナになって「めんどくせーな」ってなってきたからでしょ?

春芽:あるとき「見た目、ちょっと汚いな」って思って(笑)。なんかステージがゴチャゴチャしてるんですよ。それでやめました。

────と同時に、それは物理的な演出を削いだとしてもバンド自体の表現力だけでステージングを成立することが出来る自信がついた、ということでもあったのではないです?

暁:むしろ、単純に「もういいかな」ってなっただけ?

春芽:そっちかな。

▲春芽(ザアザア)

ぶう:俺はあのマネキンとか黄色いテープがなくなった時に「ザアザア、オトナになったな!」って思ったよ。こっちは先にオトナになってるからわかんの(笑)

暁:こんだけ話しとして、当日CLUB CITTA'に黄色いテープ張ってあったらそれはそれで面白いけど(笑)。あと、ザアザアは閉鎖的って言いつつもけっこう対バン多くない?主催ツアーとして[遣らずの雨音楽祭~2023~]をやってた時も、けっこうな数のバンドたちを巻き込んでたし。

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