ΛrlequiΩ PRESENTS「friend&fiend」2025開催に向け、暁の呼びかけで行われた全3回に渡る座談会ラストはΛrlequiΩ・暁、Royz・昴、DOG inThePWO・春、RAZOR・猟牙が登場！
四者四様なだけに、ΛrlequiΩ・暁から出た「ヴォーカル陣、やっぱ思想強ぇなぁ(笑)」の言葉は全てを物語っているのかも。Royz・昴、DOG inThePWO・春、RAZOR・猟牙によるクセ強濃厚トークをここに公開！
発信力と自我の強さはヴォーカリストに求められることの多い要素となるが、ここに集いし四人は果たして2月15日に川崎CLUB CITTA' で開催される［ΛrlequiΩ PRESENTS 「friend&fiend」2025］において、いかに秀逸な空間を生み出してくれるのだろうか？イベントに向けての座談会・第3弾にはRoyzから昴、DOG inThePWOから春、RAZORから猟牙が参加。旧知の仲だからこそのトークをご堪能いただきつつ、ここは当日への期待を高めていただきたい。
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シナジーの部分を求める人が増えてきている気がする
────2月15日に川崎CLUB CITTA' にて［ΛrlequiΩ PRESENTS 「friend&fiend」2025］が開催されることが決まっている中、ここまで参加アーティストによる２組分の座談会記事を公開して参りましたが、いよいよ今回が締めくくりの回となります。
昴：そもそも今回はなんでこの４人になったの？
猟牙：そこ、俺も気になる！
暁：今回全７バンドなんで、代表者だけを集めたとしても、どうしてもひとりずつのしゃべることってちょっとしか記事にならないじゃないですか。だから３回に分けての座談会をすることにしたんですけど。今回の組み合わせに関しては、人数多くても気にせず喋れそうだなってイメージでお呼びしました。昴くんは相手に壁を感じさせなさそうやし、春は冷静になんでも話を聞いてくれるイメージだし、猟牙さんはコミュ力お化けなイメージだし。で、何故猟牙さんの隣に座ったかというと、猟牙さんはタイバンを重ねてもそのたびにATフィールドを張り直されてる気がしていて。俺もそういうところがあるんですけど。今日は近づきたいなと思ってます。よろしくお願いします。
猟牙：なるほどねー。そういうことだったのか。
────昴くん、春、猟牙さんと、三者三様に暁さんからの呼び方が違うところからもこの４人の関係性がうかがえそうです。
暁：なにしろ、猟牙さんは“先輩”ですから。
猟牙：いやでも、俺はいつも暁くんに話しかける時めっちゃ気ぃ遣ってるよ？
暁：むしろそこなんですよ。何回も話してるのに「なんでなんやろ？？」と思って(笑)
春：それはきっと、暁が何時も難しそうな顔してるからなんじゃない…？
猟牙：歌詞の世界観とかみてても、俺なんかがたやすく話しかけていいようなヴォーカリストじゃねーなって思うもんね(笑)
暁：いやいやいや！全然そんなことないですって！！
春：俺なんかがって、♪Hey,DAMIAN〜♪とか歌ってる人が何言ってんのよ(笑)
猟牙：あはは(笑)。とりあえず、これって良い機会だから暁ともっと仲良くなりたいな。
暁：ぜひ！！！この座談会も何かお題目を決めて真剣に議論しましょうとかじゃなく、シンプルに［ΛrlequiΩ PRESENTS 「friend&fiend」2025］っていうイベントをみんなで楽しくやりたいっていう気持ちが大きいんで、まずは本番の前にみんなとの会話の中で生まれてくるものを何か拾えたら嬉しいなと思って企画したものなんですよ。何か結論を求めるというよりは、気軽にしゃべること自体が目的みたいな。
────ちなみに、今回のイベントに関する出演オファーは事務所レベルでの交渉よりも、まずはΛrlequiΩ側から各バンドへのダイレクトな発信が先行していたそうですね。
暁：ここにいる３人に対しては、基本的に俺から声をかけた感じです。
▲暁(ΛrlequiΩ)
昴：あとは、ちょうど俺らの方のイベント（2024年12月31日に川崎CLUB CITTA' で開催された［Royz Presents COUNT DOWN LIVE 「GOD FES」］）もあったんで、やりとり自体はいろいろしてたんですよね。だから、具体的に何時どう決まったかまでは詳しく覚えてないですけど、お互いに誘って誘われてっていう自然な流れでした。
────とても素敵なリレーションが成立していたのですね。
昴：今って、時代的にもそういうのが必要になってきてるんじゃないですかね。僕らで16年目のキャリアになるんですが、このところ凄い感じてるのがより“人対人”っていうところが大事だなということなんですよ。イベント自体も、昔だったらその時に一番勢いがあるバンドをとりあえず出しとけばお客さんは集まるだろう、っていうノリが多少あったじゃないですか。でも、今は別にそういうことでもないと思うし、イベントに参加する側の意識もちょっとずつ変わってきてて、その日そこに参加するバンドたちの関係値とか、シナジーの部分を求める人が増えてきている気がするんですよ。
────シナジーとは、ビジネス界隈でもよく使われている“複数のものがお互いに作用し合い、効果や機能を高めること”を指す言葉ですよね。
昴：そこを大切にしようと思うと、おのずと個人的に連絡をとりあう頻度も増えてくし、それこそ僕らがやったあの大晦日のイベントも全バンドに対して個人的に連絡して決めたんで。わざわざ食事に行って「タイバンしたいんですよね」って話をしたりとか、ちょっと政治家みたいなことを最近はよくやるようになりました(笑)
暁：政治家かー(笑)
────料亭で根回し会合をするようなムーブのバンドマン・ヴァージョンですね(笑)
昴：事務所任せにしないで自分でやるっていうのは確かに大変やけど、やると絶対そこからの中身が変わってくると思います。
────なるほど。DOG inThePWOに対しては、暁さんから今回どのようなかたちでのお声掛けをされたのでしょう。
春：暁から連絡が来て、なかば強制的に出させられることになりました(笑)
暁：俺にそんな強制力ないって(笑)
春：うん、今のは冗談だから(笑)。今回はほんと誘ってくれて嬉しかった。あとね、今日の座談会はこのメンツが揃うって聞いて「そこに混ぜてもらえるんだ。ラッキー♪」と思って来ました！去年、猟牙とはイベントツアーで一緒になってよくしゃべったし、昴とは今度［同期の桜］っていうツーマンやるっていうんで最近は連絡けっこうとってるし、暁からは困った時に電話かかってくるし(笑)、こっちもなんかあったらかけるし。っていう関係なんで、僕としては話がしやすいんですよ。
────いっぽう、先輩・猟牙さんに対しては今回どのようなかたちでのお誘いが？
猟牙：俺は暁くんからも話を聞いたし、來堵からも連絡が来ましたね。っていうか、今んところRAZORはΛrlequiΩからの誘いって１回も断ったことないんですよ。今回に限らず、うちは呼ばれれば出られるだけ出続けようと思ってます。
暁：ありがとうございます！
猟牙：バンドとしてはΛrlequiΩの方がRAZORより先に始まってて、ΛrlequiΩがガンガンこのシーンでのし上がっていった姿を俺はずっと「凄いな」って思いながに見てたし、その後にRAZORを組んだ時にはΛrlequiΩがめちゃくちゃウェルカムな姿勢で迎えてくれたし、奈緒とかも「一緒にやりましょう！」って真っ先に言ってきてくれたからね。なんかやっぱり絆じゃないですけど、実際にツーマンもやっておもろかったんで、ΛrlequiΩに誘われたらまたなんかおもろいんことになるんやろうな、っていう気持ちになれるんですよ。だから、今回も純粋に出たいなって思っただけっすね。
暁：そんな風に言われると、ついニヤニヤしちゃいます(笑)。だって、それこそ僕にとってはΛrlequiΩを組む前から地元の大阪でもBORNっていったらほんまに凄い存在やったし。猟牙さんはずっと偉大な先輩ですからね。
猟牙：いやでも、俺からしたらそのBORNをやってる時にΛrlequiΩが出て来たわけやから。あの当時の勢いにはほんまに驚いたし、最初は正直言ってキライでしたもん。なんかメンドくさいの出て来たな！って思ってた(笑)
暁：千秋（DEZERT）みたいなこと言ってる(笑)
猟牙：マジで邪魔くさいなと思ってたんっすけどね。ところが、話してみたらみんなイイ人たちばっかりだったんで、BORN時代から今に至るまで関係が続いてるわけです。
