【Chanty】★インタビュー★ニューシングル『君の目に映る僕に会いたい / PM10:00』とワンマンツアーについてリアルタイムな想いを語る。「今のChantyを観て欲しいし、今この輪に入ってきたら絶対に楽しいから。」
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まさかの認識の違いが功を奏して、ミラクルを起こしました。
────各々のプレイについて伺って参りましょう。
野中:ちょっと面白いエピソードがあります。この曲は2回目のBメロが無いんですけど、野中はそれに気付かないままフレーズを付けてレコーディングをしたんです。
一同:???
野中:2回目のサビはAメロから直接いくのに、野中は2回目のBメロも存在するものだと思っていたから、2サビをBメロだと考えて“2Bはサビと同じメロなのか、カッコいいなぁ!”とか思いながら弾いていて(笑)。
白:そういうことか!(笑)
芥:そんなことあるの!?(笑)
野中:それが、ガチなんです(笑)。サビ無しで間奏にいくんやと思ってた。
────2A→2B→間奏→C→ラストサビ、という流れだと思っていらしたんですね。
野中:そう、だから2サビであんなに動き回るフレーズを弾いているんです。もしもサビだとわかっていたなら、メロディーの邪魔にならないようにと考えてあんなに動くフレーズは弾かなかったですね。
shota:そんな認識の違いが(笑)。
野中:ベースフレーズを考える時点ではまだメロディーラインしかないから、未だに認識の違いが起きることがあるんですよ(笑)。
芥:認識の違いって、他の曲でもあったよね。
白:『パッチワーク』がそうだった。
野中:そうだ!
────確か、あの曲はサビの位置についてメンバー全員が異なる見解だったような。
芥:そう、それぞれが違う場所をサビだと思っていて(笑)。
白:そういう意味でも、完全に『パッチワーク』だったんですよね(笑)。でも、今回は拓さんの認識の違いが色々と功を奏したんです。そこからさらにひとつ秘話を加えると、今回もピアノはいつもお願いしている山口茜さんに弾いて頂いたんですが、実は当初2サビのピアノアレンジは1サビと違うものだったんです。でも、俺が「1サビと2サビは同じにして、アウトロだけフレーズを変えて欲しい。」とオーダーした。そうしたら、そこに拓さんが1サビと2サビで違うベースフレーズを入れてきたので・・・。
野中:結果オーライやったんや!
白:そう!先にピアノのオーダーをしてあったところに、偶然にも拓さんの認識の違いが上手くハマって。
野中:まさかの認識の違いが功を奏して、ミラクルを起こしました。
────そんなこともあるんですねぇ!
野中:本当に(笑)。そして、shotaくんはレコーディングの日に初めて叩いたんですよ。
shota:加入当時はレコーディング前にリズム隊でスタジオに入ったりして、これはChantyのデフォルトなんだなと思ったりしていたんですけど、最近はもうぶっつけ本番みたいな(笑)。
────段々とスパルタな感じに・・・。
芥:でも、自分で判断してそういうやり方をしているじゃない?(笑)
白:それはそう(笑)。
shota:確かに・・・才能かもしれない・・・(笑)。
一同:(笑)
白:それで実際に良いものが生まれているから問題無いですよ。
────その瞬間の集中力と閃きが素晴らしいタイプなのでしょう。
白:当日にフレーズを変えたりしてもちゃんと対応してくれますし、さすがです!
shota:対応力!!!
野中:野中は絶対にできない。
白:俺もできないです(笑)。
────バンドの土台であるドラマーに対応力があるって頼もしいですよね。
野中:とても助かっています!
────ギターも曲の頭からとても素敵でした。
白:ありがとうございます。『想巡』などはわりと“ギターです!”と主張したフレーズで作ったんですけど、今回は歌とメロディーをフィーチャーしたくて一歩引いた印象のギターアレンジにしました。だから、Aメロでは片方のチャンネルでしかギターが鳴っていなかったり、音数を一気に減らしたりもしていますね。
────音数の増減含め、楽器陣の緩急の付け方が本当に上手いですよね。皆さんの中に“歌とメロが主軸”という共通認識があるから、歌の感情に寄り添う力が高いのだなと感じます。
野中:そうですね、歌をフィーチャーしたい意識が強いと思います。ただ、楽器陣のレコーディング時点ではまだ歌詞が無い場合もあります(笑)。
一同:(笑)
野中:芥さんの中には「演奏は3人に任せれば大丈夫だ。」という安心感があるのだと思うし、僕ら3人も「歌とメロは芥さんに任せれば大丈夫だ。」という安心感を持っているので。
────お互いに絶対的な信頼関係があるからこそ。
一同:そうです!
芥:でも、今年の目標は「締め切りを守ること」と言ったので・・・(苦笑)。
白:そうだ!(笑)
shota:ドラムはメロがあると格段に曲を覚えやすくなるから、できればあってくれたら助かりますね。でも、楽器陣が演奏したパッケージに芥さんの声が重なればそれだけで一気にChantyになるから、やっぱり凄いなと思います。
“信じる”とか“信じてる”っていうのは、時として傲慢だなと思う。
────皆さんからも中心軸と言われている歌のお話に移りましょう。
芥:今回、少しだけ歌い方を変えてみたんです。あまり力を入れて歌わないというか・・・今までは額縁に向かって力いっぱい絵の具をぶちまけて描いていたんですけど、額の中にきちんと収める歌い方をしようと意識しました。ただ、そういう意識で録ったのが初めてだったので、それをミックスしたらどうなるのかはあまりわからないまま歌ったんですよね。なので、完成したものを聴いて、正直ちょっと自分に対する不服はあるんです。ああ歌ったらこういう感じになるんだって勉強になったし、次はもっとこうしたらいいかなとわかった部分もあるし、同時に手応えも感じています。このやり方をすれば、今ライヴで自分が悩んでいることにも活かせるんじゃないか、理想に近付けるんじゃないかと閃いたレコーディングでした。次の機会には、さらに良いものにできると思います。
────「額の中にきちんと収める歌い方」という表現、凄く伝わりやすいです。
芥:今回の録りでは、今までやっていなかったこともやってみようと思っていたんですよね。今の喉のコンディションでできる最良を常に探していて、段々と最近は近付けている気がします。
────ライヴでの安定感も増したと感じますよ。
芥:うん、一時期よりは(今の自分の喉の扱い方を)わかってきました。気持ち的な部分はもうしっかりと整っているので、あとはそこが伴えば。歌詞については・・・少し前から、ファンの方々からは自分がどう見えているのかみたいなことが気になっていたんですね。幸せそうに歌っている姿が好きだという人も居れば、苦しそうに歌っている姿を好む人も居て。「幸せにならないで欲しい。」と言う人も居ますし。
────ええっ!?
芥:でも、そこは僕も“ほんのちょっと不幸せでいて。”とか歌っているので(笑)。
────確かに(笑)。
芥:時系列を追って話すと、去年1年を振り返ってみても、喉のこともあって自分は何度“もう無理かも”と思っただろうと考えることがあるんです。でも、僕自身がそう考えている時でも「ライヴが楽しい。」とか「最近のライヴが良い。」と言葉をかけてくれるファンの人達が居て、実際に自分でもライヴが良くなっていっているんじゃないかと感じることができたりもして。“そういう言葉をかけてくれる人達は、僕の何を見てそんなことを言ってくれるのかな?”って気持ちが主軸にあったから書けた歌詞です。“あなたの見ている僕”に会ってみたいし、“あなたが思っている理想の僕”に会ってみたい。その姿は、理想としてフィルターが掛かっているのかもしれないし、逆に僕が思っているよりも下卑た存在に映っている可能性もある。それを知りたい、本当にそれだけの歌詞なんです。以前のインタビューでも同じことを言ったかもしれないけれど、この1年は自分に対しても他人に対しても諦めたことが多かったと思うので。
────そう仰っていましたね。
芥:でも、それは悲観的なわけではなくて、そうやって“求めていた自分”も良くなかったんじゃないかと。個々が生きている中で、“信じる”とか“信じてる”っていうのは、時として傲慢だなと思う。
────“信じる”って凄く素敵な言葉でもあるけれど、同時にそれは自分の勝手でもあると。確かに、「信じていたのに!」という言葉からは傲慢な印象を受けますよね。
芥:そうそう。僕はいつも、ライヴやステージは宇宙みたいなものだと思っていて。メンバーもファンも音楽というものに対して集まる空間で、会話で呼吸をするわけでもない。簡単にはわかり合えない前提の中で、それでも、この空間が何よりも尊くて、わかり合えないと思うからこそ必死になって、どこか一瞬でも心が通ったって思える瞬間があるから、毎日ライヴというものに向かって歩いているんだと思うんですね。その大切な空間を共有しているわかり合えないあなたに、僕はどう映っているのか。その“あなたに映る僕”に会ってみたい。喩えるなら、ドラマーが「ステージから降りて自分のプレイを見てみたい。」と言っているのと同じかもしれないですね。単純に言ってしまえば、それだけの話。
────いや、さっきから「たいした話じゃないです。」みたいな空気で話されていますけど、これは凄く深い話ですよ。
白:そう思う。
芥:今回の2曲って、歌詞に限定すると自分としては本当にたいした話ではないんですよ。
僕は、“体温と同じだから気付かないもの”を形にしたいんです。
────これは芥さんの意図するところとはまた異なる捉え方になってしまうかもしれませんが、ここ数作では特に“Chantyにとってライヴの時間や空間の重要性がより高まっている”と楽曲を通して伝えてくることが多いなと感じるんですね。
芥:うん、そうですね。
────この曲からも、そういうニュアンスを強く感じて。“君”がオーディエンス側、“僕”がバンド側を指しているのもわかりやすいし・・・。
芥:そうだ!この曲の最後で“その目に映る景色の中で 笑って歌う僕に会いたい”と書いたんですけど、“歌う”にすると僕のことになってしまうと感じて、どうしようか迷ったんです。
────“僕=それぞれのメンバー”にしたかった?
芥:そう、本当は自分事の歌詞にしたくなかった。これだと、“僕=芥”に限定されてしまって、僕が凄く嫌な世界に居て・・・みたいな感じに映ってしまうんじゃないかなって。
shota:あぁ、そういうことか。
芥:“笑って歌う僕”ではなく、“笑って眠る僕”にしようかとか色々悩んだんですけど。
────“歌う”だと“僕=芥さん”と捉えられる確率のほうが高くなるでしょうけど、そのほうが歌詞の内容や意味が伝わりやすくはなりますよね。
白:うん。
芥:確かに、前作と今作の歌詞はあまり解釈の間口を広げないようにしようと思って書きましたね。『想巡』もそうですけど、「各々が自由に解釈してください。」というのを一度取っ払って、歌詞を読んでくれた人が大体同じ解釈で受け取れるものにしたいと思った。
────なるほど。AメロBメロあたりは“誰か”を主に大きな世界のことが歌われていて、そこから段々とその大きな世界の中の“君”と“僕”が主になっていって。ファンを象徴する“アイボリー”という単語が出てきたり、“自分にとって愛せるような世界ではなくなってしまったけれど、お互いの存在があるから生きていける”と歌われているのは、ファンの方達からしても嬉しいと思うんです。
芥:うん、そうですね。自分でも好きな歌詞になりました。
────最近、“君”の中には自分も含まれているんだとファンの方達に伝わるような歌詞が今まで以上に増えましたよね。
芥:確かに。だからなのか、また“笑って”と書いてしまったんですけど(苦笑)。
────ライヴの空間を想像して書くと出てきてしまう言葉。
芥:そうなんですよ。今回は書いている時点で気付いていたけれど、そのまま使いました。
────結果、凄く伝わる歌詞になりました。
芥:そう思います。やっぱり、僕がネガティブなほうが喜ぶ人が多い気がしますし(笑)。
────ネガティブ、ですか。この流れでもうひとつ芥さんに伺いたいのですが、Xに「自分が描く負の感情は、人間の闇や病みを歌いたいわけじゃなくて、憂鬱を高い解像度で歌いたい。」と書いていらしたじゃないですか?
芥:書きました!凄くしっくりきません?
白:うん。
芥:ヴィジュアル系で描かれるのは、“闇”や“病み”のほうが多いですよね。だから、やっぱりChantyの歌詞って本来は必要の無い情報だと思います。
────必要の無い?
芥∶本来、気付かないものでいい。僕は、“体温と同じだから気付かないもの”を形にしたいんです。
曲を聴いた時、まず星が見えた。あと、冬の交差点。
白:このまま歌詞の話を続けてしまうと、個人的には『PM10:00』の歌詞のほうが珍しいと思った。
芥:カップリングでは、久しぶりにラブソングを書きたいなと思いまして。
野中:逆に、野中は珍しいとは思わなかったです。芥さんっぽいなと思った。
芥:こういう感じの歌詞も、前は結構書いていたんだよね。
野中:(主人公の)チラ見している感じが芥さんっぽいなって思った・・・チラ見ニキ。
一同:(大爆笑)
芥:歌詞のタイプの話ではなくて、歌詞の中の主人公の行動の話ね!(笑)
野中:言葉には出さないけれど、“ずっと横顔を見ていたかった”的なところが凄く芥さんっぽいなと思う。
白:俺の中のイメージだけど、どちらかというと芥さんは感情や抽象的なものを拡げて表現して作る歌詞のほうが多い印象だったから、こういうストーリーが見える歌詞は珍しいなと思った。
────聴いた人達が皆、大体同じ情景が思い浮かべるような伝わりやすい歌詞。
白:そうそう。
芥:野中くんの話も白くんの話も、どちらもその通りだなと思います。
野中:歌詞のタイプ的には、『雨傘』みたいな感じかも。
一同:確かに!
芥:この曲を聴いた時、まず星が見えた。あと、冬の交差点。Chantyには『交差点』という曲があって、それと同じような景色が見えたんです。僕はよく冬の公園で1人飲みをするんですけど、飲みながら“星の歌詞を書きたいかもしれない”と思っていたこともあって、この曲のイメージがぴったり当てはまったんですよね。僕みたいな妄想癖のあるタイプから見たこの歌詞の肝は、歌詞の9割を“交差点を渡る前の一歩も動いていない場面”で描いたところ。時間にしたらたった数分の間の言葉や感情を全て引っ張ってきて、その景色感を描けたことが自分としては凄く嬉しいんです。曲を聴いて浮かんだ星と交差点という景色と、自分の記憶の中にある過去の情景と、そこから拡げた妄想、それが重なって生まれた歌詞ですね。
shota:凄いな・・・!
芥:ちょっと『おねがいごと』の歌詞になぞらえている部分があったりもして。
────“誰かの顔を見つめ笑う君”ですね。
芥:そう。女の子が見上げている星と絡めて書いてみました。あと、“二つの一等星”は“僕と君”という意味ではなくオリオン座のことです。
────私も気になって調べたんですけど、一等星が二つ含まれる星はオリオン座を筆頭にたった三つしかないことを初めて知りました。
白・野中・shota:へぇ~!!!
芥:昔はよく星を見上げたりしていたけれど、今はなかなか見ることもなくなってしまったなぁと思いながら書きました。今後はまたこういう歌詞も増やしていこうかなと思っています。
白・野中・shota:良いと思う!
芥:本当は、こういう歌詞も書けるんですよ(笑)。
白・野中・shota:知ってます!(爆笑)
芥:恋愛の歌だと言いながら、ちょっと幸せじゃないシチュエーションの歌詞だから書けたのかもしれないけれど(笑)。
────恋愛の物凄く幸せな場面ではなく、ちょっと心がヒリッとした瞬間を切り取りがちなんでしょうね。
芥:そうですね、この主人公も傷心していますよね(苦笑)。
野中:ぶっちゃけ、東京ではほとんど星が見えないじゃないですか?新宿なんて行ったら、街が明るすぎて何も見えない。だから、この歌詞はちょっと田舎の空気を感じてノスタルジックな感覚になったりもしました。
白・shota:わかる!
shota:田舎で聴きたいよね。
────“見えなかったんじゃなくて ただ見ていたかった”に胸がギュッとなったのと、“夜の帳降りた街 仕舞い込んだ願い事”というフレーズが物凄く美しくて特に好きです。
白:うん、とても綺麗。
芥:ありがとうございます!
イヤモニを導入したから可能になった表現を、ふんだんに使った曲を作りたいなと。
────楽曲のお話に移ります。澄んだ切なさと強さを孕んだ曲という第一印象だったのですが、これも原曲は白さんですね。
白:そうです。僕らはやっと最近イヤモニを導入しまして、全員がイヤモニを使うことで例えばカウント無しで演奏に入ることなども可能になったんですね。歌モノを作ることは決まっていたんですけど、Chantyは純粋な歌モノを作るとワンマン以外ではあまり登場しない曲になりがちなんです。だから、もしかしたらこの曲もそこまで頻繁には出てこないかもしれないけれど、イヤモニを導入したから可能になった表現をふんだんに使った曲を作りたいなと思って生まれた曲です。最初の部分もギターのみでリズムが無かったりしますけど、ああいう形も今だからできた表現かなと思います。
芥:そういう意味もある曲だったんだ。確かに、これはカウント無しで演奏に入れたら良いよね。
野中:そう思う。この曲のベースは、ほぼ白くんがデモに入れてくれたフレーズのままです。最初からカッコよかったので、本当に少し変えたくらい。カッコいいと思ったフレーズを、わざわざ変える必要は無いので。
白:うちはそういう傾向があるね。俺も、拓さんの曲のデモに入っていたギターソロをそのまま弾いたことがあるし。
芥:確かに、「変えてもいいよ。」と言った曲でもあまり変えてこないことがあるよね。
白:『レインドット』のギターもそうだな。
野中:それが一番カッコいいと思えたなら、そのままで良い。デモよりも良いフレーズが思い浮かんだ時は、言うまでもなく変えて録音しているので(笑)。
一同:そうだね(笑)。
芥:この曲を最初に聴いた時、これはshotaくんが好きそうだなと思った。
shota:めっちゃ好きでした!
────AメロBメロとどんどん曲に引き込まれていって、サビで自分自身も星空の下に居るような感覚を覚えました。そこからの、感情爆発なギターソロとドラムも素晴らしかったです。
白:おそらく、Chanty初のドコドコドラムだよね。形的にはギターソロみたいな間奏ではあるけれど、あそこは是非ドラムにフィーチャーして欲しい。
shota:デモの段階からそういうニュアンスで構成されていたから、“ここは俺のターンなのかな・・・これ叩けるのか?”と思いつつ(笑)。凄くカッコよく打ち込んであったんですよ。
芥:しっかりと結構なドラムを叩いているけどね!(笑)
shota:できました!(笑)
────これも対応力ですね!
shota:そう、対応力!
芥:僕は三連が好きなので、入っていて嬉しいです(笑)。
白:あれは打ち込むとあまりカッコよくないというか、生のドラムだからこそ映えるんですよ。こういうドラムソロみたいなものはうちの楽曲に無かったので、shotaくんの見せ場です。
芥:普通に「ドラムソロだぜ!」というのともまた違うからね。
野中:うるさいドラム(笑)。
shota:失礼だな!(笑)
一同:(笑)
白:うるさいのも大好きだよ(笑)。
野中:うん、ファンの人達も好きだと思う。
────ライヴで初めてこの曲を聴いた方でも、きっと自然とshotaさんに目が行く場面だと思います。
一同:確かに!
────見せ場、楽しみにしていますね!『想巡』と『空々』がライヴであっと言う間に成長していったように、この2曲もまた進化していくでしょうし。
芥:そうですね。前以上にライヴでファンの人達とちゃんとやり取りができている気がします。
────ライヴを拝見する度、Chantyのファンの方達のレスポンスの大きさは素晴らしいなと感動します。
芥:最近、特に元気になってきた気がするよね。
白・野中・shota:そうだね。
芥:前はイベントの空気感によってオーディエンスのノリが左右されていたところもあった気がするんだけど、最近はいつどんな場所でもChantyのライヴとして成立できているし、ワンマンみたいな空気を作れているのが嬉しいですね。より高めていきたいです。