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【MUCC】★NEW ALBUM『1997』リリースインタビュー★結成年を冠した、約3年ぶりとなるMUCCの最新アルバム『1997』のコンセプトは“90年代”。アグレッシヴで新鮮ながら、どこか懐かしい新曲たちの制作秘話を語り尽くす!

実に17枚目のアルバムとなる『1997』を完成させたMUCC。オリジナルアルバムとしては、2022年6月リリースの『新世界』以来となる今作。『新世界』リリース以降は、過去アルバムのコンセプトツアーを2023年まで続けながら、会場限定シングルをリリースし、過去曲と新曲を集めたベスト盤『Timeless』を発売。結成25周年を経て、2024年は徳間ジャパンに移籍。濃厚な年月を経て完成した最新アルバムは、さらなる進化と原点回帰を同時に行う、アグレッシヴな攻めの1枚だ。アルバムや新曲について、そして楽曲制作秘話について、メンバー3人に訊いた。


◆     ◆     ◆

アルバムテーマは俺らが多感な時期を過ごした“90年代”




────17thアルバム『1997』を完成させたMUCC。前作以降の約3年、すごく充実した期間だったと思いますが、前作から今作に至るまで、MUCCにとってどんな期間でしたか?

ミヤ:これだけ長い期間“アルバムどうしようかな?”って考えながら活動するってことが今までなかったから、3年分のアイデアを蓄積できたと思うし、活動するなかで生まれてきたものも結構あるんで、すごく良かったんじゃないかと思ってます。

YUKKE:ライヴで昔の曲をやる機会が多かったので、過去楽曲と向き合えたのも良かった。新体制になって初めて演る曲も多かったんで、充実した3年間でした。「愛の唄」やアルバムは“『Timeless』ツアー”が終わってから見えたものだったんですけど、30周年とか未来を見据えた時、“Daydream”って言葉が浮かんできて。こんなこともやりたい、あんなこともやりたいって空想や妄想が見えてきたから出てきた言葉じゃないかと思うんです。

────僕がアルバム『1997』を聴いて思ったのは、MUCCは変わることを恐れない進化と自身の歴史やルーツへの原点や回帰を同時並行的に行っているということでした。過去とも向き合いながら、30周年に向けた攻めの姿勢やアグレッシヴな印象を受けました。

逹瑯:確かに変わることを選ばないアーティストは多いですよね、すごく。でもMUCCは変わることも楽しみながら、当たり前のようにやってきているので。大変っちゃ大変ですけど、楽しみながらやれてるのかな?って思ってます。今回はアルバムのテーマが、自分たちの根本を見つめ直すってところに近かったりもしたので楽しかった。リーダーも楽しかったのか、どんどん曲数が増えていきましたね(笑)。最初、11~12曲くらいって言ってたのが、曲出し終わってレコーディングが始まってからも増えて、最終的に16曲ですからね。

ミヤ:だから今回は、終わったあと、やりきれた感をすごく感じました。アルバムを作り始めてから、作り終わるまでの記憶がなくて。“こんなに没入してたんだな”ってマスタリングを終えた次の日に思いましたね。

逹瑯:曲が増えていきまくった時、俺は何がなんだかわからなくなってきてた(笑)。でも、“曲を増やしてる人にイメージがしっかりあるだろうから、乗っかっときゃいいか”って感じで。“たぶん、BUCK-TICK・今井(寿)さんの作り方もこんな感じなんだろうな”と勝手に思いながらやってました。


────実際、ボリュームもありながら、すごくまとまりのある作品になりましたね。作品を締めくくる「Daydream Believer」は先行リリースもされてますが、作品を象徴する曲になりました。

ミヤ:「invader」と同じタイミングで出来た、アルバムで最初に作った曲でもあります。“「invader」と対局になる曲”ってイメージから作ったんですけど、シングルになるであろう曲ってやっぱり先行して作るので、ここからアルバムって流れになってもいいようにっていうのは、無意識に考えてたかもしれない。

────その後、アルバムが出来ていく過程としては、まずはテーマありきという感じで作り進めていったんですか?

逹瑯:“どういうテーマで曲作りしていこうか?”ってところで、“90年代”ってテーマがあったので。各々が90年代をどう解釈するか?ってところで、曲を作って出していきました。

YUKKE:その時に“90年代を旅するようなものが作りたい”って話して、僕は“旅する”ってところがすごくわかりやすくて、イメージしやすかったです。

────アルバムタイトルは『1997』ですけど、テーマは“90年代”だったんですね。

ミヤ:タイトルを『1997』にしたのはMUCCが始まった年だからで、共通のテーマは“俺らが多感な時期を過ごした90年代”です。それも自分が影響を受けた音楽とかじゃなくて、多感な時期に聴いた音楽のイメージ。日本も海外も問わず、90年代の音楽ってすごい個性が強いんですよね。好きじゃなくても、当時流れてたヒットチャートの音楽とか、それを曲ごとに当てはめていったらすごく面白いんじゃないか?と思ったんです。

────“90年代”がテーマに浮かんだキッカケは?

ミヤ:音楽だけでなく、インターネットとかも普及し始めた時代で、あの時代がいいとか悪いとかじゃなくて、単純に面白いと思うんです。今も残ってるいいものもたくさんあるし、再評価されてリバイバルしているものもあるし。音楽でも、当時を知らない若い子たちがあの時代をイメージしてレトロなサウンドを作っていたりするけど、ウチらはあの時代を知ってて作る面白さがあるなと思ってて。

────今は当たり前にスマートフォンを使ってますけど、最初はPHS。その前はポケベルでしたからね。

YUKKE:PHSなんか買っても、地元だと電波が入らないんですから。

逹瑯:ポケベルは圏外とか無かったからスゴイよね。

ミヤ:俺はポケベルど真ん中世代で、初期の型から最後の型まで体験してますからね。最初は数字しか打てなかったから、どう伝えるか発明してましたから。

────90年代は新しいものが生まれるとか、新しいものを生み出すエネルギーがありましたよね。今回、90年代をイメージしたアーティスト写真も奇抜ですけど、逹瑯さんみたいな真っ赤なブレザー着た人とか、普通にいました。

ミヤ:高円寺行ったら、今もいますよ。

逹瑯:今、また古着が流行ってるから、極少的なところにはいるよね(笑)。

YUKKE:僕もファッションに興味を持ったり、初めてCDラジカセを買って音楽を聴き始めたりした時代だった。あの頃聴いてた音楽や、友達がウォークマンで聴かせてくれた音楽ってやっぱりよく覚えてるし、体に刷り込まれてるんだろうなって。90年代ってテーマは一番勘が働くというか、こういうことかな?って理解しやすいんで、すごくいいコンセプトだったと思います。今までのアルバムのなかでも、一番幅広い年齢の人に聴いてもらいたい作品になりました。

逹瑯:俺は90年代のどこにフォーカスしようかな?って考えるのが、すごく楽しかったな。

ミヤ:そこでどこかにフォーカスして、ガチでやるんじゃなくて。楽しむくらいの気持ちでやるのが一番いいんですよ。ガチでやっても、それってエンタメなのかな?という気もしますし。いろんな要素をかいつまんで消化するのがロックバンドだと思うんで。



どの曲だろう?と思ったら、「俺歌ってねぇじゃん!」って




────そこで最近のMUCCはロックサウンドにも捉われずというか、表現がどんどんフレキシブルになっていますよね。

ミヤ:初期の頃のような、“生音だけ”ってこだわりは全くなくて、音楽が良ければいいって考え方です。好きじゃない音楽は入ってないし、好きな音楽だけがたくさん入ってるって感じ。美味しいものを詰め込んだお弁当みたいなもんで、食べれないものは入れてないみたいな。本物のジャズは無理だけど、ジャズっぽさは入れるとか。カントリーとかスパニッシュも、ガチじゃなくてかいつまんで入れるっていうのが面白いと思うんで。

────最近の音楽のトレンドとかは意識します?

ミヤ:音色のトレンドに関しては、調べようとは思わないけどやっぱり考えちゃいますね。世界的トレンドはロック界隈より、ダンスミュージックのほうが敏感だし、流れも早いんで意識しますけど。リバイバルって考えると、すごい流行りはしないけどずっと流行ってるドラムンベースとか。そのあたりは好きなんで、自然と取り入れてるかもしれない。


────DTMだと、ボカロに超人的なメロディを歌わせる流行は超えて、今はみんなで歌えるキャッチーなメロディが流行ってるらしいですよ。

ミヤ:もうボカロは進化しすぎて、人が歌ってるのと変わらないですよね。「October」のレコーディングの時、マニュピレーターが間違えて逹瑯の歌じゃなくてボカロの歌で提出してきて(笑)。

逹瑯:そう。「あのボカロっぽい曲」っていうから、どの曲だろう?と思ってて、あとで聴いたら「俺、歌ってねぇじゃん!」って。

ミヤ:“今はまだ自分で歌えないから、ボカロでニュアンスを伝えたいのかな?”とかいろいろ考えてたら、間違えてただけだった(笑)。でも、それを聴いたおかげで逹瑯のヴォーカルの個性がわかりましたよ。ボカロだとなんてことない曲だったけど、逹瑯が歌ったらちゃんとMUCCの曲になったから。

────今はみなさんデモを作る時、DTMである程度作り込んでいく感じなんですか?

ミヤ:そうですね。それぞれの個の感じを原曲で出してから、それをどうMUCC流にしていくかという手法なんで。それを崩すのか? 尊重するのか?というのは曲によって違ってくるので、なんとも言えない感じではあるんですけど。

逹瑯:俺は足立(房文)と作業するようになって、ここ何年かはだいぶやりやすくなってきましたね。言いたいことも汲んでくれるし、やりとりがだいぶスムーズになりました。やりたいことがすごく濃く出せるようになってきてますね。

YUKKE:俺もマニュピレーターとやってるんですけど、そこに至るまでは部屋を暗くして一人で作っていて。最近、キャンプに行くんですけど、キャンプ場にギターとPCを持ち込んで作っていたりもして。コテージとか借りると、2日間の合宿が出来るんですよ。実は、2024年6月にリリースした「Violet」は、「水曜日のダウンタウン」のひょうろくの企画で使っていたコテージで作ったんです。この話は初めて言いました(笑)。

────へぇ! もはや場所を選ばず、アイデアをすぐに形に出来る時代なんですね。

ミヤ:みんなで集まってスタジオでやったら、それはそれで面白いものが出来るんですけどね。

YUKKE:「蒼」はスタジオでゼロから作ったもんね?

ミヤ:そう。俺の頭の中から外に出さずに本番に入ったのは久しぶりだったかもしれない。時間が無かったのもあったし、デモに起こすのもめんどくせぇなと思ったんだけど、いいのが録れた。俺、いつも頭のなかに浮かんだメロディをiPhoneに残したりするんですけど。100個くらいあるなかで、2個くらいしか使ってなかったりして。結局、その時に生まれたものを優先してしまう感じなんです。その時に鳴ってるものって、後日バックトラックが違う形で再生された時、“違うな”と思って使わないことが多くて。その瞬間に生まれたものを大事にしたいという感じですね。

音楽だから夢を売りたいし、想像してもらいたい




────曲についても伺いたいのですが、「invader」と同タイミングで出来たという「Daydream Believer」について。YUKKEさんが、この先を見据えた時に“Daydream”という単語が浮かんだという話もされてましたが、改めてどんな過程で出来たのでしょうか?

YUKKE:そう。最初は“Daydream”って単語だけが浮かんで。

ミヤ:それをツアータイトルで使おうと思ってたんだけど、それとは別で曲作りをしてて。曲が出来て、タイトルをどうしようか?って悩んだ時、“Daydream”って言葉を使わせてもらったんです。この曲はフォークソングなんですけど、俺の場合は自分の実体験を歌うフォークの曲って、リアルになればなるほどタイトルを考えるのが難しくて。“Daydream Believer”って言葉に助けられたところはあったし、この言葉が無かったら生まれてこなかった曲かもしれない。YUKKEは“Daydream=白昼夢”ってところで、「昔のヴィジュアル系みたいでカッコ良くない?」くらいに考えた言葉だと、俺は予想してるんだけど(笑)。

YUKKE:いや、俺はそれを考えた時にThe Monkeesの「Daydream Believer」をずっと聴いてたの。

ミヤ:あ~、それは曲の内容にも反映してる。


────そこで“Dream”でなく、“Daydream”ってところがすごくリアルで。愛とか夢とか未来を歌った歌詞ですけど、綺麗事では無い愛や夢や未来を真摯に歌えているから、すごく響くものがありました。あと気付いたのは、歌ってることが逹瑯さんの作った「October」にすごく近いところがあるなって。

逹瑯:「October」は、そのタイミングで知り合いが亡くなって、その御夫婦がめっちゃ可愛らしかったので、二人のことを想いながら自分の中で物語を作って書いていったんです。曲が先にあったんですけど、偶然ながらすごくハマったんです。

ミヤ:確かに「October」と「Daydream Believer」は近いけど、どこか幸せなニュアンスがある「October」に対して、「Daydream Believer」にはそれが全く無い。でも、それを直接的に表現するのは俺のプライドが許さないんです。これが日記や本だったらいいんですけど、音楽だから。音楽は夢を売りたいし、想像してもらいたいし、いろんな人にいろんなハマり方をしてほしいんで。そこがタイトルと合致したところでもあるんだけど、内容としてもフォークなんだけど全てを伝えるんじゃなくて、“俺はこう考えるけど、どう考える?”という表現方法。事実を突きつけてしまうとそれだけの曲になってしまうし、悲しいだけの曲だったらそこから何も生まれないから、濁した部分はありました。

────曲調だけだと、ポップな印象ですしね。ただ暗い曲だったら、アルバム全体の印象も変わってくると思いますけど、聴き手に影を落としながら、この先の未来を想像させるという意味で、アルバムラストに収録された意味をすごく感じました。それぞれが作詞作曲した曲についても聞きたいのですが、逹瑯さんの曲だと「Boys be an Vicious」がすごく良かったです。

逹瑯:90年代の音楽にフォーカスした時、“何のコピーバンドをしてたかな?”と考えて、THE MAD CAPSULE MARKETSだなって。あのニュアンスを今のMUCCで演ったら面白いんじゃないか?ってことでサウンドはそっちの空気感だけど、歌詞はもっとキャッチーな青春ソングにしたいなと思って書きました。

────当時は言葉や音楽に出来なかった衝動や感覚を、少し客観的に振り返って描いてるのがすごくいいなと思って。やんちゃだった、当時の逹瑯さんを想像しながら聴きました。YUKKEさんは今回、作曲だけでなく作詞にも挑戦しています。

YUKKE:「LIP STICK」では初めて人の曲に歌詞をつけるという感覚を味わって、やれて良かったなと思って。終わってから逹瑯に、「「2曲書けよ」って言ってくれてありがとう」ってお礼を言いました(笑)。「△(トライアングル)」は2年くらい前に作った曲で、なんとなくタイトルを付けてたんですけど、改めてこの曲を仕上げようと思った時、MUCCが違う意味のトライアングルになっていて。そのままのワードで2年越しに仕上がったのも、面白かったですね。

ミヤ:「△(トライアングル)」の作曲は俺と連名になってるけど、もともとのデモがこういう感じだったので基本的には変わってないし。ここまで本格的なプログレはやってないからいいなと思って。プログレなんだけど、YUKKEの曲でYUKKEが歌詞を書くっていうのも意味があって。MUCCの新しい個性のひとつになりそうだなと思いました。以前から、アルバムに入れたいけど今はタイミングが違うって曲が何曲もあったんですけど、今回、その3~4年分くらいのデモを聴き直したんです。90年代をテーマにした今回ならハマりそうだってところで掘り起こしたのが、「△(トライアングル)」と「LIP STICK」。

────ミヤさんの曲だと、遊び心満載の「B&W」や「Round & Round」がアルバム曲らしくて、すごく印象的です。

ミヤ:「B&W」は曲的にはめちゃくちゃ遊んでるんですけど、歌ってることは結構シリアスで。オマージュしたアーティストへのリスペクトが一番強い曲です。なにか問題定義をする時、言葉や文字でするのはウチらのやることじゃないと思ってて、それは音楽に入れるべきだと思ってるんで。

────歌詞の込めた想いとかは、深く聞いたら野暮ですか?

ミヤ:野暮ではないですけど、偏見とか差別とかについて歌ってる、すごくシンプルなテーマで。「B&W」はBLACK & WHITEの略なんですけど、それすらくだらなくなってきてて。俺のなかでは虹色をテーマに書いてて、簡単にいうと“黒だ白だと言ってないで、いろんなものがあっていいのにな”っていうことを書いています。

────そういう話を聞くと、そのいろんな価値観や自由さみたいなものが、曲で表現出来ていると思いました。

ミヤ:あと、俺の作曲じゃないけど、「LIP STICK」は本当にアレンジで遊んだって感じがしますね。曲中でドラムの音を変えるっていうのはやったことがなかったんですけど、打ち込みドラムと生のドラムで80~90年代サウンドに変わっていくというのを思いついて。そこにYUKKEの歌詞もハマったし、「LIP STICK」ってタイトルもすごく良かったと思います。ツアーのグッズでリップスティック作れば良かったね(笑)。

ツアーは最新アルバムの曲しかやらないです!




────そして、そんなアルバムを掲げたツアーが4月5日に新潟LOTSから始まります。どんなツアーになるのか、今見えているライヴのヴィジョンや意気込みを聞かせてください。

ミヤ:アルバムの曲しかやらないです! あと「1979」はやると思うけど、それと「蘭鋳」やって「ニルヴァーナ」やったとしたら、SE抜いて18曲だから。それでもう終わり(笑)。

逹瑯:だいたいいつも本編が16~18曲くらいだから、本当に新曲ばっかりになると思うんで、それを楽しんでもらいたいです。ここ2年、昔の曲はたくさんやったんで。新しいMUCCを楽しんでもらいたいと思ってます。

ミヤ:なんなら、アルバム聴かないで来ても楽しいと思う。俺ら世代や俺ら世代のバンドが好きな人たちなら、曲聴いて「なんかこれ知ってる!」と思ってくれると思うし、そういうコンセプトだから。聴いて来ても、聴かないで来ても大丈夫です。

────『1997』の世界観を生で体感出来るのを楽しみにしてます! では最後に、今のヴィジュアル系シーンについて思うことをお聞かせください。

ミヤ:最近、回り回って面白くなってきてると思いますけどね。何でもありを超えたというか、何でもありと言いながら、ヴィジュアル系の壁があったと思うんですけど、最近はそこもポンッと飛び越えた感じがあっていいと思いますよ。若い子たちは、メイクしてるバンドを昔から普通に見てるわけで、男だ女だって話でも無くなってきてるので。それもまた自己表現だから。

逹瑯:面白いバンドやいいバンドはどの世代でもいましたけど、今また増えてるんじゃないですか? 内容のいいバンドじゃないと、残っていけなくなってるんだろうなと思うし。もっと個性を際立たせてるバンドが出てきたら、もっと面白くなっていくと思いますよ。

YUKKE:自分たちの世代のシーンの時から、好きなバンドもいれば、興味ないバンドもいたし。今のシーンもすっごく面白いバンドもいれば、別にそうでないバンドもいてっていうのは変わらずなんですけど。面白くて、勢いもあってガンガンやっていて、異常現象になるくらいカッコいいのに、お客さんがついていってないのはもったいないから、シーンの底上げじゃないけど、もうちょっと盛り上げるために自分たちができることはしていきたいなって気持ちにさせられてます。

────そういうバンドのためのVISUNAVIですから。MUCC目当てにインタビューを読んだ人も、いろんなバンドをチェックしてほしいですね。

ミヤ:あとは俺たちも対バンツアー“Love Together”をまたやろうと思ってるので。今年中には実現するんで、楽しみにしててください。


取材・文 フジジュン
写真 冨田味我

RELEASE

■FULL ALBUM『1997』 
2025年4月2日(水)Release



【初回限定盤(CD+Blu-ray)】
品番:TKCA-75270 価格:6,900円(税込)
スリーブケース仕様+40P特別ブックレット付
[CD]
01.Daydream
02.桜
03.蜻蛉と時計
04.invader(2025 Remaster)
05.Boys be an Vicious
06.Guilty Man
07.B&W
08.October(2025 Remaster)
09.LIP STICK
10.Round & Round
11.△(トライアングル)
12.不死鳥
13.空っぽの未来
14.蒼 
15.愛の唄(2025 Remaster)
16.Daydream Believer
全16曲収録

[Blu-ray]
LuV Together 2024
2024.09.16 EX THEATER ROPPONGI
01.睡蓮
02.娼婦
03.サイレン
04.愛の唄
05.1979
06.Violet
07.G.G.
08.目眩 feat. 葉月(lynch.)
09.ニルヴァーナ
10.蘭鋳 feat. reiki(キズ)
11.大嫌い feat. YUKI-Starring Raphael-, アンティック-珈琲店-, lynch., キズ



【通常盤(CD)】
品番:TKCA-75271 価格:3,400円(税込)
[CD]
初回限定盤の収録曲と同内容
全16曲収録

「1997」Pre-ad/Pre-save https://tjc.lnk.to/MUCC_1997   

■先行配信中
■「Daydream Believer」 https://tjc.lnk.to/xJ409Fu6
■「Daydream Believer(Original KARAOKE)」 https://tjc.lnk.to/mUX2dk

INSTORE EVENT


FULL ALBUM「1997」発売記念インストアイベント「ムービー&プリントムッ倶楽部」
【ムービームッ倶楽部】
2025年5月5日(月・祝)…専門学校ESPエンタテインメント福岡 ライブホールEMY [逹瑯・ミヤ・YUKKE] 14:00~
※福岡のみ他会場と仕様が異なりますので、必ず事前に徳間ジャパンHPをご確認ください

【プリントムッ倶楽部】
2025年4月2日(水)…エンタバアキバ [逹瑯・ミヤ・YUKKE] 18:30〜
2025年4月11日(金)…タワーレコード水戸オーパ店 イベントスペース ART city Hall [ミヤ] 17:00〜
2025年4月18日(金)…タワーレコード梅田 NU 茶屋町店 [逹瑯] 18:00〜
2025年4月25日(金)…タワーレコード名古屋パルコ店 [YUKKE] 18:00〜
2025年5月9日(金)…タワーレコード札幌パルコ店 [逹瑯・ミヤ・YUKKE]17:00~
2025年5月16日(金)…タワーレコード仙台パルコ店 [逹瑯]17:30~
2025年5月23日(金)…タワーレコード梅田NU茶屋町店 [ミヤ]18:00~
2025年6月14日(土)…タワーレコード新宿店 [YUKKE]13:00~

●イベント内容
【ムービームッ倶楽部】
※事前にスマートフォンアプリ「SNOW」をダウンロードいただき、フィルター「Pro1」をお気に入りに入れご準備ください。

初回限定盤・・・ムービー撮影20秒&握手&禁断のプリクラポストカードを1枚プレゼント
※禁断のプリクラポストカードは「令和」「平成」「MIX」の3種類からお選びいただけます。

通常盤・・・ムービー撮影15秒&握手

【プリントムッ倶楽部】
初回限定盤・・・撮影会&握手&禁断のプリクラポストカードを1枚プレゼント
※禁断のプリクラポストカードは「令和」「平成」「MIX」の3種類からお選びいただけます。

通常盤・・・撮影会&握手





詳細は徳間ジャパンコミュニケーションズHPをご覧ください。
https://www.tkma.co.jp/jpop_news_detail/MUCC.html?nid=17569

LIVE

■『MUCC TOUR 2025「Daydream 1997」』
2025年4月5日(土)新潟LOTS OPEN 16:15/START 17:00
2025年4月6日(日)金沢EIGHT HALL OPEN 16:15/START 17:00
2025年4月12日(土)水戸ライトハウス OPEN 16:15/START 17:00
2025年4月13日(日)水戸ライトハウス OPEN 13:45/START14:30
2025年4月19日(土)岡山CRAZYMAMA KINGDOM  OPEN 16:15/START 17:00
2025年4月20日(日)高松MONSTER OPEN 16:15/START 17:00
2025年4月26日(土)KYOTO MUSE OPEN 16:15/START 17:00
2025年4月27日(日)神戸 太陽と虎   OPEN 16:15/START 17:00
2025年5月3日(土)福岡BEAT STATION  OPEN 16:15/START 17:00
2025年5月4日(日)福岡BEAT STATION  OPEN 13:45/START 14:30
2025年5月7日(水)Zepp Shinjuku OPEN 17:00/START 18:00
2025年5月10日(土)札幌PENNY LANE24 OPEN 16:15/START 17:00
2025年5月11日(日)札幌PENNY LANE24 OPEN 13:45/START 14:30
2025年5月17日(土)仙台Rensa OPEN 16:15/START 17:00
2025年5月18日(日)秋田 Club SWINDLE OPEN 16:15/START 17:00
2025年5月24日(土)GORILLA HALL OSAKA OPEN 16:00/START 17:00
2025年6月1日(日)名古屋DIAMOND HALL OPEN 16:00/START 17:00
2025年6月7日(土)CLUB CITTA' OPEN 16:00/START 17:00
【チケット料金】 8,500円(税込) 
※入場時ドリンク代別途必要 ※スタンディング

【チケット情報】
■4月5日(土)新潟LOTS~5月7日(水)Zepp Shinjuku公演分
 <チケット発売中>
 https://eplus.jp/mucctour2025/
■5月10日(土)札幌PENNY LANE24~6月7日(土)CLUB CITTA'公演分
<イープラスプレオーダー>
 申込受付:2025年3月1日(土)12:00~2025年3月24日(月)21:00
 https://eplus.jp/mucctour2025/
<チケット一般発売> 2025年4月5日(土)
 チケット詳細はこちら:https://55-69.com/news/23985

…………………………………………

■MUCC TALK TOUR 2025「MC」
2025年4月13日(日)水戸 ライトハウス OPEN 18:30/START 19:00
2025年5月4日(日)福岡 BEAT STATION OPEN 18:30/START 19:00
2025年5月11日(日)札幌 PENNY LANE24 OPEN 18:30/START 19:00

【チケット料金】 2,500円(税込) 
※入場時ドリンク代別途必要 ※スタンディング

【チケット情報】
■4月13日(日)水戸 ライトハウス/5月4日(日)福岡 BEAT STATION
<一般発売> 2025年3月8日(土)

■5月11日(日)札幌 PENNY LANE24
<イープラスプレオーダー> 申込受付:2025年3月1日(土)12:00〜2025年3月24日(月)21:00
<一般発売> 2025年4月5日(土)

チケット詳細はこちら:https://55-69.com/news/23986

■6月9日 2025 スペシャルMUCC Day
Coming soon…

関連リンク

【MUCC OFFICIAL】
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★無料配信中!
Inventions from. VISUNAVI Japan

★メンバー 出演回★
●#045 逹瑯(MUCC)× 昴(Royz)
YouTube https://www.youtube.com/watch?v=fmBfnT8_tZg

●#029 YUKKE(MUCC)× tacato (色々な十字架)DJ:seek(Psycho le Cému)
YouTube https://www.youtube.com/watch?v=e63AN-_-Qds

●#030 YUKKE(MUCC)× tacato (色々な十字架)DJ:seek(Psycho le Cému)
YouTube https://www.youtube.com/watch?v=0sYYyyej-AI

●#024 ミヤ(MUCC)× ANNIE A(CHAQLA.)
YouTube https://www.youtube.com/watch?v=TfRPqeEF7DA

●#025 ミヤ(MUCC)× ANNIE A(CHAQLA.)
YouTube https://www.youtube.com/watch?v=W3jYA9MTBvU

●ポッドキャストまとめページ
https://www.visunavi.com/2024-11-06/5661/
●ニコニコびじゅなびちゃんねる
https://ch.nicovideo.jp/visunavi/video

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