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【混沌少女】ライヴレポート<Pretty One PRESENTS 混沌少女2024ラスト単独公演「短命ナル我、命」>2024年12月06日(金)目黒鹿鳴館

2024年12月06日に目黒鹿鳴館にて開催された混沌少女2024ラスト単独公演のライブレポートとびじゅなび限定撮り下ろしアーティスト写真をお届けします。

目黒鹿鳴館に入るなり視界に飛び込んできたのはダークな赤い照明のステージに三本のロープ。と2023年03月18日に開催した「血獄二堕-ジゴクニダ-」の衣装が吊るされていた。
まさに過去を闇に葬りさるかのようにとても不気味であるがこれこそがまさに混沌少女が創りあげたい世界観なのかもしれない。



開演定刻を少し過ぎたあたりでBGMがあがるとチャイムが会場に響き渡る。
黒いトゲトゲライダースを纏い、血糊塗れに白セーラー服の三人が新衣装を着て登場。
「魑魅魍魎です。天下統一です。不朽不滅です。三人で混沌少女です。宜しくお願いします。」と一礼。
魑魅魍魎が当日のタイトルを告げ、混沌少女始めます。の一言からスタート。

お馴染みのSE「犯行声明SE」が流れる。

空気が一変し1曲目は「MAD MAD GiRL」から始まる。
普段は最後を締める際に使用される事が多い曲だが、本日は初っ端からテンションをあげて行くぞという意気込みが伝わりオーディエンスもそれに応え全力で盛り上がる。
混沌少女独自のメンバーコールも途中に入っていたりとバラエティー要素が散りばめられたとても楽しめる曲になっている。
どこかで耳にした事があるメロディーをもじったナンバーだがとても盛り上がりをみせる。

勢いそのままに「絶頂的崇拝乱痴気騒」へと続く。
真似しやすい振り付けからヘドバンの嵐。まさにヴィジュアル系要素が沢山詰まった楽曲である。
オーディエンスもそれに声、拳、ヘドバン、飛び跳ねて体全体で表現をする。

僕は欠陥品僕は欠陥品と不気味な声が鳴り響く中次に披露された「欠陥品ノ僕カラ君へ」は天下統一のかかってこい東京と煽られオーディエンスもテンションがぶち上がる。
あれもダメ。これもだめ。とまさに窮屈な檻の中に閉じ込められた姿を映し出し、そこから飛び出したい姿を思い思いに叫びまくる。ダメな人間と歌いながらまさに80年代時の昭和歌謡曲の歌姫が行っていた振り付けをオマージュするメンバー。
余談だが、振り付けも混沌少女の魅力の一つなのかもしれない。

軋む音が鳴り響く中先日、行われた全曲ライブ「40」にて披露された「きみがわりぃ」へと続く。
メンバーが各々きみがわるいと指差しながら唱えた後は、天下統一の上手にモッシュから右に左にモッシュが起きる。
披露2回目で未完成な点も見られるが、これから更に攻撃を増す楽曲に化けていくであろう前兆が見られた瞬間がある。

続く「ステゴマリスト」はダークな赤い照明に切り替わり空襲警報が鳴り響く中メンバーが敬礼をしながら縦横無尽に動き回る。ステゴマと叫び散らかした後はFXXKを叫びながら中指を突き立てる。
不朽不滅のザラついたシャウトが耳を突き刺す。
表現方法は過激ながらも全力で立ち向かい魅力する姿は圧巻だ。

更に畳み掛けるかのように「ニンゲン・サークル」が始まる。いつからか前奏にオイオイコールが加えられ、熱さが増した。
僕ら人間です。と見る者全てに対し知らしめるように叫ぶメンバー。それにはい。で応える。
拳を掲げてコールアンドレスポンスをするオーディエンスの熱さと化学反応が起きライブの勢いがさらに加速する。



そのまま突っ走るかと思いきや、折り返し地点の合図なのか此畜声明SEが流れる。
メンバーは黒ライダースを脱ぎ捨て、血塗れの白セーラー姿になり。天下統一の全員声出せと叫び煽る。

「此ノ世ハ闇ダラケ」の冒頭で魑魅魍魎がオーディエンスを煽る。
それに続いて声が重なり合い一つになる。メンバーとファンの一体化が凄い。
声を振り絞りながらが、がなり叫ぶメンバーと一心不乱に体を揺らす。
一見、突き放すスタイルに見られるが、そうでなく、フロアにいるすべてのオーディエンスに届くように全力で歌いあげる。
それに手を翳して答えるオーディエンス。最後はヘッドバンキングで畳み掛け、間髪入れずに次の曲「奇妙な目つき」へ。混沌少女の武器の一つでもある独特の世界観を魅せつける。365日毎日毎日アイドルではなく、毎日毎日キXXイと叫ぶ彼女達。
まさしく気が狂っている。奇妙なダンスをオーディエンスと共に行い、魅了していく。
サビでは横に飛び跳ねながらとにかく一緒に楽しむスタイルを突き付ける。

「這い上がる世界」では誰か助けてくれませんか?と無数に挙がるオーディエンスの手に助けを求めるメンバー。
現代社会や学生時代における不登校やいじめに屈しないで欲しいという願いが込められている歌詞を全力で訴えかける。
過去のトラウマも嫌な事もここに来れば全て忘れさせてやるという想いをぶつける。

魑魅魍魎の本日に至るまでの苦悩の日々を込めたMCから始まったのは「哀しみの果て」。
通常のライブでは滅多に歌物が披露される事が無いが単独公演ならではの醍醐味なのだろうか、メンバーも精一杯気持ちを込めて歌う。苦しみも悲しみも全て乗り越えてこれから先もこの場所で歌い続ける事を強く誓う。

頭を振りなさいと天下統一が叫び始まった「みなごろち」は兎に角ヘドバン、ヘドバン、ヘッドバンキングの嵐。
僕の事を邪魔する奴らは皆殺しです。と危険ワード満載だが叫びまくる。
ここではひっぱりヘドバンも見られてアイドル現場ではあまり見られる事が無いノリが多く見られた。
サビでは僕の血は赤=天下統一、青=魑魅魍魎、緑=不朽不滅です。と手を挙げて翳す。

メンバーの思い思いを込めてオーディエンスとコール&レスポンスの後に始まったのは「ゲコクジョ」。
仲良しこよしが苦手な僕等は~藁と歌いながらオーディエンスが隣同士、仲良く肩を組合い楽しむ光景がとても印象的である。
爆発的なノリを畳みかける混沌少女のリサールウエポン的な楽曲をここでぶつけてくるのも混沌少女らしい。

新曲です。聞いてくださいと始まった「我、命-ワガイノチ-」。
死にたいならば死ねばいいさ、生きたいならば、生きればいい。と冒頭から天下統一が叫ぶ荒ぶるロックナンバーを披露。
「きみがわりぃ」とは真逆の新生混沌少女のハードな楽曲に心地よいメロディーが乗る。
歌詞を聞き取る限り混沌少女のこれからの指針を謳っているように思う。
激しさの中にも何処か切なさを入り混じるまさに混沌少女らしいナンバーを最後までぶつける。

最後はここにいる全員で暴れて行こうぜと天下統一の煽りから始まった「カリスマ」それぞれ扇子や拳をを振り乱す。
ラストの曲なのに一曲目のような気迫で望むメンバー。
それに負けじと声を張り上げて暴れ狂うオーディエンスの攻防が見ててとても気持ち良い。
最後に相応しい楽曲を全力でぶつけて、叫んでライブは幕を閉じた。

アンコールを求める声が鳴り響く中、本公演は全て終了しましたアナウンスが告げられる。

混沌少女のライブにおいて今までアンコールが行われた事は無い。


PHOTO:FAKE DAWN.
TEXT: FAKE DAWN.

SET LIST

Pretty One PRESENTS
2024年12月06日
混沌少女2024ラスト単独公演
「短命ナル我、命」
目黒鹿鳴館


チャイム
犯行声明SE
01.MAD MAD GiRL
02.絶頂的崇拝乱痴気騒
03.欠陥品ノ僕カラ君へ
04.きみがわりぃ(新曲)
05.ステゴマリスト
06.ニンゲン・サークル
此畜声明SE
07.此ノ世ハ闇ダラケ
08.奇妙な目つき
09.這い上がる世界
10.哀しみの果て
11.みなごろち
12.ゲコクジョ
13.我、命-ワガイノチ-(新曲)
14.カリスマ

LIVE

Pretty One PRESENTS
2025年01月08日(水)
混沌少女2025現目黒鹿鳴館ラスト単独公演

「最期ニ目黒デ晩餐ヲ...」

会場:目黒鹿鳴館

OPEN19:00
START19:30
推しSPチケット¥13,000-(+1D)
SPチケット¥8,000-(+1D)パーカー付き
ADV¥2,500-(+1D)
DAY¥3,000-(+1D)

※公演詳細は今暫くお待ちください。

関連リンク

混沌少女 Information 
https://konton-shoujyo.themedia.jp/





天下統一
 https://x.com/ks_10katoui2





魑魅魍魎
 https://x.com/ks_chi3mouryou





不朽不滅
 https://x.com/ks_fu9fume2

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