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【ヤミテラ・じゅんじゅん(Dr)】◆独占インタビュー◆7月26日(金)KHIMAIRA vol.3出演 ヤミテラじゅんじゅんが語る、Zeppを越えたからこその課題とフラットな現状。8月6日(火)渋谷クアトロから始まる全国ツアーへ向けて独占インタビュー!

42日に自身初となるZeppShijukuワンマンを見事敢行させたヤミテラ。
そんなバンドの中において取り分け親しみやすいキャラクターで飄々と振る舞うじゅんじゅん(Dr)。無類のジロリアン(ラーメン二郎愛好家)や野球好きなどキャッチーな側面を持ちながら、最新EPFLOW BACK』では作品の中核を担っている。
進退がチラついた危機を超え8年目を迎えるヤミテラの現在のモードを率直に聞いてみた。

 

これなら今後もこのバンドを続けているかな


 

────あの日から3か月以上経ちました。改めて42日のZepp Shinjukuワンマンを思い返していかがでしたか?

じゅんじゅん:どれだけ人が集まるのかなって半信半疑な状態で挑戦した会場でしたけど、実際の人数がどうこうっていうよりは、意外にもお客さんから、Zeppに立つヤミテラを観れて嬉しかったという声がたくさん届いて、そこに関してはやって良かったと思います。一方、集客に関してはもうちょっと頑張れたなっていう悔しさもあります。

────なるほど。いつになく気合いの入った告知と同時に、肝心のステージも気迫溢れるもので会場のサイズに違和感はないように思いました。

じゅんじゅん:そうですね。集まった人数だけを鑑みるともう12つ小さい規模の会場でも良かったんじゃない?とも考えられるんですけど、Zeppに価値を見出して喜んでくれてる声は救いでした。あと、ライヴ自体の感想とか評判がとても良くて、おぉと。

────他人事みたいな()

じゅんじゅん:ライヴやってる瞬間は緊張もしたし、正直手応えがどうとかなかったんですよ。終わった後も満足感はあるけど、どういうライヴだったかまで確かめる余裕がなかったです。

────お客さんの反響でやっと実感できたと。これまでもヤミテラは恵比寿リキッドルームや渋谷クラブクアトロでもワンマンをやってますけど、やはり違いは感じましたか?

じゅんじゅん:内的な部分より実は外的な部分が違ってて、やはりZeppって普段ライヴハウスに通わない人でも知ってる名前なんですよ。だから友達からの“Zeppでやんの?って反響も段違いだったし、責任とプレッシャーを感じてました。会場もLEDヴィジョンを使用したり派手でしたしね。

────ライヴの中身もヤミテラの底力と言いますか、地力がちゃんと発揮された印象です。ところで、これ以前ヴォーカルのRiNaさんもインタビューで発言していたんですけど、今回のZeppは明確に●●人みたいな目標は立てないけど、バンドとしてはある程度進退をかけるものでした。

じゅんじゅん:そうですね。本音を言ってしまうと、やっぱり最初はその人数ばかりにこだわっていて。来てくれなかったらどうするとかっていうことばっかりを内部で考えてはいたんですけど、終わってからのお客さんからの感想でバンドとしては一気に良い方向に傾いたんです。お客さんの人数に関しては、ずっと規模が縮小していくばかりだとバンドを続けられなくはなっちゃいますけど、数字じゃない根本のところに気づかされました。あの日は映像収録を入れてて、その映像の仮データとかを今いただいてちょっと見たりはしてるんですけど、ようやく良いライヴを出来たんだって実感が湧いて来ているところです。これなら今後もこのバンドを続けているかな。少なくともこのバンドを守って続けていくために、もっとどうしたら良いのかというポジティヴな悩みが今はあります。

────メンバーの姿は後ろから見ていていかがでした。

じゅんじゅん:僕的にはもっと動けばいいのにって。

────あはははは!()厳しいですねぇ。

じゅんじゅん:これはドラマーとして言わせて欲しいんですけど、広いステージなんてフロントメンバーは動き放題じゃないですか。ドラマーは全く動けないので、すごい羨ましいんですよ。だからもっとZeppを使えば良いのにって()

────なるほど。ただ、裏を返せばShuKaさんと蘭樹さんのツインギターはクールにその場で淡々と弾くスタイルをあの規模でも発揮できるのかという貫禄もありました。

じゅんじゅん:最初は固かったなって印象はありますけど、後半につれてメンバー同士がステージ上でのコミュニケーションを取り始めてから、らしさが出てきましたね。ヤミテラって大舞台でトラブルがなくて、俺たちってプレッシャーに強いんじゃね?って5人で終わった後に話しました()

────今までついてきてくれたファンの方にZeppを経て新たに思うことはありますか?

じゅんじゅん:第一に感謝です。ありがとうの気持ちでいっぱいです。ただ、ヤミテラはここで終わりじゃないので、バンドとファンっていう隔たりじゃなくて同志としてもっと同じ目線で一緒に登っていけたら良いなと思います。そういう共に闘っていきたくなるバンドに僕らももっとならなきゃいけないと思いますし。これからもついてきてくれたら嬉しいですね。

 

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